朝になると腹痛を起こされる方が来院されました。排便すると治まるのですが、日が経つにつれて頻度が増え、とうとう通学ができなくなってしまわれたそうです。消化器の検査をしても異常なし、心療内科を受診する前に、漢方薬を試したいとのことでした。

検査では異常なしとのことでしたが、心身症ではなく、局所で腸の強い炎症が起きているようでした。腸の炎症を取るお薬をメインでのんでいただいたのですが、服用開始後、徐々に痛みの強さ、頻度が少なくなっていかれました。排便時の痛みが軽減され、お腹を抱えて歩いたり、トイレで数十分過ごすこともなくなられました。半年後には痛みはなくなり、トイレに籠もることもなくなったそうです。

炎症を取る”方法として、漢方薬もかなりお薦めしています。