てんぽうそうは、皮膚の病気です。
皮膚の細胞どうしを繋げる接着剤の役目をするたんぱく質が免疫物質に攻撃されて丈夫な皮膚が作れず、剥がれ易くなってしまいます。治療には通常、ステロイド剤が使われます。今回みえた患者さんもステロイド剤を長く使われていて、副作用の糖尿病まで患っていらっしゃいました。

漢方には、免疫機能の暴走を制御する作用があるものもあります。
のみ始めて3ヶ月頃から、少しずつ皮膚が強くなってきて、下着が血で汚れる回数も減って来られました。同時にステロイド剤も少しずつ量が減っていかれました。

1年もすると、ステロイドの減量効果と糖を下げる生薬もブレンドしていたことから、糖尿病の方も改善されて来られました。途中、ナイロンのタオルを使ってしまって皮膚を傷める失敗をしてしまわれましたが、とてもキレイになられました。

西洋薬と漢方は、効くルートが違うので、相乗効果が得られます。こじれまくってお悩み中の方がいらっしゃったら、試してみる価値はあると思います。