(症状)
2年前から首が勝手に右を向いてきて、酷い時には正面を向くことができなくなる、夏ごろに顕著に症状が現れる、とのことで来店されました。
(所見)
漢方治療では、身体の構成を大きく「気」(き)「血」(けつ)「水」(すい)に分類して考えます。
「水」には免疫系や神経系が含まれ、「血」には血液という意味だけでなく、筋肉や脂肪、腫瘍など体内の大半の器官が含まれます。
原因が筋肉とするならば、「血」に効くお薬を考えるのですが、
この方は、神経系の治療をした方が良いと判断し、「水」の中でも温めて治癒を促すお薬をお渡ししました。
(経過)
服用から1か月半で症状が軽くなってこられ
服用から3ヶ月後には肩の突っ張り感はあるものの、痛みや動かしにくさがなくなられました。