(症状)
不自由なく生活されていましたが、3~4年前から足の痺れがあり
来店の4か月前のMRI検査で脊柱管狭窄症と診断。
その2か月後から突然足が痛み出し、整骨院で治療を受けられたものの、悪化して歩行困難に。
足首から足裏にかけて、スポンジの上を歩いているような感覚があられるそうです。
排尿も上手くいかず、足の浮腫みもでられていました。

(所見)
漢方で治療する場合、病気の年月「どれくらいの期間病気にかかっていたか」が重要となります。

それによって
・炎症を鎮めるべきか
・温めて治癒を促すべきか
の判断をしていきます。

お話を詳しく聞いたところ、昔から腰が痛かったそうです。
その後、腰の痛みはなくなったと仰っていましたが、これは腰痛が良くなったのではなく、神経が麻痺したことで、痛みを感じなくなってしまった状態と考えられました。
その場合、温めることが必要になりますが、今回は急激に症状が進行されていたため、まずは炎症を抑えるお薬を2週間のんで頂きました。

(経過)
最初の2週間は炎症を抑えるお薬を服用し
その後5週間は、温めて治癒を促すお薬も併用して頂きました。
それから温めるだけのお薬をのんで頂きました。

まず服用2週間後に尿量が増えた気がすると言われました。

服用後2か月半が過ぎた頃には、痛みが少し和らいでこられたそうです。

通所リハビリテーションにも通えるようになられたとのことでした。

服用後4ヶ月頃には浮腫みも取れてこられました。

服用後5ヶ月頃には痛みがほぼなく、痺れが大腿部~足先にかけてあったものがふくらはぎ~足先までと範囲が狭くなってきたと喜ばれていました。