妊活の第一歩は、基礎体温をつけることです。

1ヶ月前後の生理周期の中で、2種類の女性ホルモンの変化にあわせて子宮や卵巣、卵の状態が変わっていくのですが、これがスムーズに行われているか、どの部分が上手くいっていないかが反映されるのが基礎体温なのです。

それに合わせて漢方を選んでのむと、基礎体温はいい形になっていきます。それは妊娠しやすい体づくりが進んでいる証です。

見た目に体温が整ってきても、元々高温期が安定しづらい方は、妊娠を維持できる力が弱いので注意が必要です。病院で受精治療を受けられた後は、外出はとにかく控えて、腹圧がかかるような重たいものは持たないようにして、体を冷やす食べ物や辛いもの、果物は摂らないようにしながら、例え元気でもじっと横になっておくという生活をお勧めしています。かなり大変ですが・・・。周囲の協力が得られないと、かなりハードル高いですよね。

でも、それだけ、2人分の命を維持するためには、エネルギーが必要なのです。
特に卵は活発に分裂を繰り返すので、小さくても侮れません。

野生の動物が、病気になると姿を隠して、症状を治してくれる草などを食べながら、治るまでひたすらじっとしているようなイメージです。

食生活や運動量の変化から体力が全体的に落ちていて、更に妊活年齢が上がってきている現代の事情に合わせて、アプローチ法も様変わりしています。